雲巌寺




PCD No. 4340-2012-0235-63
場 所 栃木県那須郡黒羽町
日 付 1997年 8月 3日撮影
説 明 雲巌寺(うんがんじ)
雲巌寺の開祖仏国国師は、修業中関東地方を行脚し、この霊境に庵を結んだところ、弘安6年(1283)時の執権北条時宗が大檀越と なり、国師のために一大禅刹を建立した。爾来、雲巌寺には名師碩学が住山し宗風の宣揚に努めた。天正6年(1578)、無住妙徳禅師が入山 してから現宗である臨済宗妙心寺派に改宗された。天正18年(1590)豊臣秀吉の兵火に遭い、数年後時の住持妙徳禅師が堂宇を再建して祖道 の復興に努めたが、弘化4年(1847)不幸にも再び回禄の災に見舞われ、嘉永2年(1849)になって再建された。仏殿は、幸にも弘化の火災を免 れたが、天正の兵火後300有余年が経過し、大正元年(1912)改築を企て、大正11年(1922)に竣工、現在に至る。その建築様式は、鎌倉末期の 手法によっている。また、同寺は「おくのほそ道」の旅で最初に芭蕉が訪れた寺院としても有名である。